所長メッセージ

所長メッセージ

年頭挨拶

大変動の年となりました2008年が終了し、2009年が幕を明けました。

政治経済、生活と暗い話題ばかり多い昨今ですが2009年は明るい年にしたいと誰もが思っていると思います。

しかし、2009年は大変革の年になると私は思っています。100年に一度という言葉が軽々しく使われていますが、今回は本当に幕末から明治維新、終戦から戦後に匹敵する状況になるのではないかと思います。一言でいえば、今までの常識が全く役に立たない時代にチェンジするということです。

さて、初めに申し上げた明るい年にしたいという点については、これは難しい様に思います。なぜならば世の中のことであり自分ひとりでは変えられないからです。しかし、楽しい年にはできると思います。なぜならば楽しいというのは自分が感じればよいことだからです。

それでは人生を楽しく生きる為には何が必要でしょうか。チャールズ・チャップリンは、愛と勇気とサムマネーといいましたが、今現在、やはり「お金」「健康」「仕事(ビジネスに限らず)」の3つが欠かせない要素といえます。そのなかでもちろん「お金」も重要ですが、まず何よりも「健康」です。
私自身、昨年の後半かなり体調をくずし、一部の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。本当にあたりまえの様に体が動く、仕事ができるということが一時でもできなくなって、普段まったく感じていなかったそのありがたさを感じ、心から感謝できました。やはり日常から食生活に気をつけて、体全体を十分に動かすこと、気分をゆったりもつことが重要な様です。

先ほど述べました様に、2009年は大変革の年になると思いますので、皆様と心して楽しく過ごせる様、できる限り必要な月に、当事務所でそのヒントになるセミナーを実施したいと思っております。ご興味のある方はお問い合わせください。また、皆様にどうしても知っていただきたいことがある時には適時お知らせしたいと思います。

それでは2009年が皆様にとって輝かしい年であるよう祈念いたしましてご挨拶に代えさせていただきます。

今後の経済見通し

世界的な金融危機の影響等により、ますます日本の景気悪化は鮮明になってくるでしょう。
大企業・中堅中小企業ともに減収となり、これに伴い大幅な国税・地方税の減少、国債・地方債の増発となり、国の財政・地方財政ともに悪化が進むことになるでしょう。

中堅中小企業、特に小規模企業への資金の流れは収縮する事になり、キャッシュフロー経営に徹しない企業は次々と行き詰る事になるでしょう。

また、昨年に引続き不動産・建設関係を中心とした上場会社の倒産が相次ぎ、中堅・中小企業の倒産も増加してくるため、日本の金融機関の不良債権が急増し、再び大問題となるでしょう。
この状況を乗り切るためには、現状の事業をキャッシュフロー重視の経営にしておく必要があります。

今後の具体策

上記に対して、経営トップの意識改革で下記の具体的対策を迅速にとる事が必要であると考えます。

  • 企業存続に必要なキャッシュフロー経営改善必要額を算出し、資金捻出対策を即実施する。
  • 不測の事態に備えて当面借入が必要ない場合でも、経営安定化資金等を借りて手許のキャッシュフローを潤沢にしておく。また、資金繰り円滑化借換保証制度(保証協会付きの借入をまとめて10年払まで延長でき、銀行格付は落ちません)を活用して、長期的な資金繰りの安定化に努める。
  • 利益の出ない得意先・製品等を整理し、外注化を進めるなど少人数でも利益が出せる体制にする。
  • サービス業等は、パート等の社会保険への加入を回避する。また、60歳以上の高齢者の活用と人件費コストの大幅削減を行う。
  • 役員報酬を見直し、役員借入金・役員退職金等を活用する。役員数を削減し社会保険料削減や年金受給等で人件費削減をする。
  • 受注は自社で行い製造(運輸を含む)等は設備投資している他社を活用する。設備投資リスクを他社に転化する。
  • 厚生年金基金は、標準報酬額を下げた上で早期に任意脱退する。また、適格年金は早期にやめる。
  • 知的財産権(特許権・商標権・著作権等)にして独占権を確保しておく。粗利の高い独自商品・製品・技術等で差別化を徹底する。
  • 日本の市場は先細りとなっていくので、自社製品・商品、日本にあって海外にないもの、日本で必要ないが海外で必要なもの等を海外市場に売り込む。

以上

アクセスマップ

東京都豊島区西池袋5-26-16
CHIBAビル6F
TEL:03-3959-1234

大きな地図で見る